日々是蛇足

日々思うことを殴り書きする便所

大学を卒業して一週間。新卒ハロワで現実を垣間見た話

 今日(H30.03.27)から遡ること一週間、僕は文系の単科大学を卒業した。

三回生の秋ごろから就職活動を開始した僕は、出版を第一志望としていた。今思えば、これがすべての始まりだったのかもしれない。

 

 もともと、一回生のころからフリーライターとして活動を始めていたこともあり、ESも落ちることなくスムーズに面接へと進んでいった。とくに、就活初期は大手・中小出版社やITベンチャー、旅行業などを中心に受けていたが、どれもESだけは通ってしまったことで周囲からの羨望の眼差しを受けて勘違いしていた。

 そして、5月、6月と月日を重ねるごとに面接の日程が詰まっていき、順調に一次・二次面接と通過していった。

このとき僕は、関西にある大学から東京へとLCCなどを利用して就活をしていた。もちろん、交通費を出してくれる企業は少ないが、関西から東京へと面接で何度も呼び出すのは内定を貰えるからだと自己暗示のように納得していた。

 しかし、その自己暗示や勘違いは夏を迎えるとともに崩れ去ってしまった。

同業種の最終面接日程は(囲い込みなのか)同一日に重なることが多く、関西から東京へと出ていく人間にとっては企業の取捨選択をしなければならない状況にあったのだ。

そうして、取捨選択を繰り返していくうちに最終面接へと残った企業は片手で数えるほどになってしまった。

 ここで簡潔に結論を述べると、夏休みを終える頃には内定有力者からNNT(無い内定)組へとジョブチェンジしていた。

そして、秋からは卒業論文にも拍車がかかり、学内のキャリアセンターや民間の就職エージェントに頼るも志望業界の求人が少ないことから、全然見つからずに今に至ってしまったのだ。

 そんなこんなで、長い前置きを書いてきた僕は、一週間前に最後の砦として新卒ハローワークの門を叩いてみたのだ。

 

 まず、事前に新卒ハローワークの職員と電話口で数度相談し、時間を指定するという段取りを踏んだ。

しかし、いざ新卒ハロワのドアを開けて入口の案内係にアポイントの件を話すと、まったく話が通っていないことに驚いた。

というよりも、「アポイントがあったとしても、予約番号を取って待っていただきたい。そして、そのあとに呼ばれてからアポイントの話をしてくれ」の一点張りに、思わず”お役所仕事”というワードが頭をよぎった。

 そこから待つこと一時間半、ようやく順番が回ってきたと思いアポイントの件を伝えると、そこから再び待ち時間に。アポイントを取った職員さんと会う頃には終業時間が近づいていた。

 すると、その職員さんが「わたし、春から異動になるので応対できません」と一言残すと別の職員へとバトンタッチ。

そして、「今日はなにしにきましたか」の一言から始まり、「その感じだと新卒ハローワークに来られても意味がないですね。これから、ゴールデンウイーク明けまでは現役生の応対で忙しいので無理です」と伝えられ撃沈。

 結局、新卒ハローワーク的には現役生の就職活動に専念する&出版関係の求人が少なすぎて手に負えないとのことでした。

 

つまり、なにが言いたいかというと、これからの就活生はマジで頑張れ。そして、同じくNNT組として卒業迎えた同志諸君には、新卒ハローワークに期待しすぎるな&職員の当たりはずれで天地の差があるということ。

 

 いずれにしても、就職活動には悪魔が潜んでいるので注意されたし。